VB6.0システムは今も健在
7月下旬よりWindows10でのVB6.0話題がやたらと見られるようになりました。ページビューの増加は喜ぶべきことなので良いのですが、ここはVB6.0で作られたシステムって健在であることが見て取れます。
実は筆者もいろいろ実務で感じるのですが、結構VB6.0のシステム使ってるとこあるんですよねぇ。
今の好景気(なのか?)に便乗して.NET化予算を取り、VB6.0からの脱皮を果たしているところも聞こえて履きましたが...
Office製品のVBAはVB6.0ベース
いろんなことはあると思いますが、Office製品で使われているスクリプト言語VBAはVB6.0ベースのようです。これを.NETモデルに変更するなんてしますと、Excelオヤジ関係(システム開発まではできないが、事務用品としてガッチリ使っている人たち)を敵に回してしまいますから、なかなか難しいところと思います。
そんなことしたらますますMacへ移行する人増える気が...
結局VB6.0は動くのか
結局VB6.0は動作するのかという点ですが、先般の「Windows10 インストールしてみました 今回もVB6.0動くようです」に示すとおり、IMEの制御に修正を加えれば難なく動作するように見えました。もちろん、ここで言うVB6.0のプログラムとは、UAC対応を施したもので(c:\windows\配下のiniファイルを更新しない。システムレジストリを更新しないなど)、XP時代に特化したものは対象外です。別途UAC対応を施しましょう
Windows10でVB6がまだ使えるか?調べた結果で書かれていることとも整合するので、概ねあっているんだと思います。
日本語処理部分に特化して調査
これだけで十分なのかどうかという疑問点なのですが、とにかく「いろんなことをやってみなければ」という視点でテストするには非常に多くの時間と労力を必要とします。観点を決定しての調査が必要となります。
今回は日本語処理関係に観点を置いた場合の検証部分を抜き出してみました。
- Strconvの日本語変換
- IME制御
- 半角設定コントロールから全角設定コントロールへの移動
- 全角設定コントロールから半角設定コントロールへの移動
- utf8の3バイト日本語コード文字処理
- IMTextへの入力/表示
- TextBoxへの入力/表示
- SpreadSheetへの入力/表示
- Strconvでの処理
- バイト長を基準とする処理
- IMtextのバイト長基準設定
- Vistaから変わった文字フォントの影響
- Printerオブジェクトの互換性
結果がわかればまたアップします。
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