最近のOSで良く目にすることだが、作業時に作ったワークファイル(テンポラリファイル)が削除されず、溜まっていく現象がある。
Linuxでもこれは同様であり、logファイルなどは定期的に圧縮がなされるようになっているが、整理せずにのっていくファイルがある。
UNIX系OSにはcronという指定時刻に定期的に処理を実行させるスケジューラが存在している。
Linuxでもこの機能がつかえるので、以下に紹介する。
今回は設定として/downloadフォルダ以下に7日以上更新されていないファイルを、定期的に削除する設定を行う。
以下の様に、ファイルに設定を行う。(かならずrootで行うこと)
File : /var/spool/cron/crontabs/root
0 0 * * * find /download -mtime +7 -type f -exec /bin/rm -r {} \;
0 4 * * * find /download -mtime +7 -type f -exec /bin/rm -r {} \;
0 8 * * * find /download -mtime +7 -type f -exec /bin/rm -r {} \;
0 12 * * * find /download -mtime +7 -type f -exec /bin/rm -r {} \;
0 16 * * * find /download -mtime +7 -type f -exec /bin/rm -r {} \;
0 20 * * * find /download -mtime +7 -type f -exec /bin/rm -r {} \;
次に、cronデーモンに設定を読み込ませる。
sudo crontab /var/spool/cron/crontabs/root
以上で、設定は完了である。詳細の設定の意味は時間の関係で省略しているが、
エッセンスは含んだつもりなので、さらに理解を深めたい方はmanコマンドなどで
調べていただきたい。
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