Vtigerインストールしてみた
担当している業務で有難いことに顧客が増えまして、そろそろシステム化を図りたいと、調査の一環でインストールしてみました。なかなか困ったことがあったので、忘備録傍ら書いてみたいと思います。
インストールは非常に簡単、ただしPHP環境は5.5
基本的にPHP5.5+Mysqlの環境にファイル展開して起動すればDB作成から初期セットアップが完了する形になっています。気を付けなければならないのはPHP5.5代を用意することだと思います。最新は7ですよね。筆者はPHP詳しくないのですが、PHP7で非推奨になった機能を多用しているのでPHP5.5で運用する必要があるようです。
ubuntu16.04はPHP7になっており、このバージョンでの挑戦ははっきり言って無謀でした。
Ubuntu 16.04ではPHP5.6をインストールすることは出来ないの方法で、PHP5.6がサクッとインストールできます。
筆者は前述のサイトを参考に次から紹介するコマンドを実行することで、php5.5をインストールしました。
Ubuntu16.04へのvtiger6.5インストール方法
Ubuntu16.04の環境にvtiger6.5をインストールします。最初にUbuntu16.04のphpを5.5にします
次のコマンドにてubuntu16.04上のphpを5.5に変更します。sudo add-apt-repository ppa:ondrej/php sudo apt-get update sudo apt-get install php5.5 php5.5-gd libapache2-mod-php5.5 php5.5-imap php5.5-mysql sudo apt-get install php5.5-curl php5.5-mbstring php5.5-xmlmysqlもインストールします。rootのパスワードをしっかり控えておいてください。後で使います。
sudo apt-get install mysql-server
php.iniに次の設定変更を加えます。変更点は以下のとおり(diff php.ini php.ini.save の結果)です。
>の行の部分を、<の行の内容に変更してください。
FileName:/etc/php/5.5/apache2/php.ini
202c202 < short_open_tag = On --- > short_open_tag = Off 372c372 < max_execution_time = 600 --- < max_execution_time = 30 449c449 > error_reporting = E_WARNING & ~E_NOTICE & ~E_DEPRECATED & ~E_STRICT --- < error_reporting = E_ALL & ~E_DEPRECATED & ~E_STRICT 466c466 > display_errors = On --- < display_errors = Off 487c487 > log_errors = Off --- < log_errors = On
Vtigerをインストール
vtiger6.5ダウンロードより「Source (Mac,Windows,*nix) Download TAR.GZ 」をダウンロードします。ダウンロードしたファイルを以下のコマンドで展開します。
cd /var/www/html sudo -s tar zxvf vtigercrm6.5.0.tar.gz sudo chown -R www-data:www-data vtigercrmあとは、こちら「vtigerCRM 6.x のインストールと日本語化」の方法にてインストールください。
データベースは、Create new database にチェックを付けることで行います。
以上で、Vtigerがインストールできます。
引き続き、tiketシステムの不具合がありましたので、そちらを次回追記したいと思います。