2016/10/16

windows用のemacs環境構築

はじめに

 筆者はmeadowユーザです。今後もユーザを続けていくつもりですが、こちらはメンテが終わって長く、UTFの対応がなされないので、本家emacsの対応はどうなのかということで、調べてみました。
 結果、本家では日本語imeの問題が内在しているようです。日本語imeパッチが適用されたemacsでないと、少々難ありの運用になってしまうようなので、注意が必要ですね。

windowsでemacsならimeパッチ適用済を

 emacsは本家でも日本語対応していますが、imeの運用と整合が取れておらず、日本語入力変換後にエディタ上に表示されるという、状況になります。
 これはいささかストレスになるので、普通に使えるものを求めるなら、日本語IMEパッチ付きを使用するしかないようです。
 といってもソースからビルドはなかなか難しいので、調べてみましたところ、以下gitで日本語パッチ適用済のemacsが公開されておりました。
https://raw.githubusercontent.com/chuntaro/NTEmacs64/master/emacs-25.1-IME-patched.zip
 とりあえず、上記zipをダウンロード及び解凍し、解凍フォルダのbin\runemacs.exe を起動すれば日本語ime動作が完璧なemacsが起動されます。
 メモとして記載させてもらいました。
 開発環境として必要となる環境設定などは今後改版していきたいと思います。
2016/10/02

Ubuntuでスキャナを使った自吸

はじめに

 書籍を勝手に電子データにしてしまう自吸行為はビジネスとしては制限かけられましたね。
 これほどタブレットやスマートフォンが溢れてしまうと、気軽に電子データで持ち歩きたいところなんですよねぇ。
 自分で買った本を自分で持ち歩くには良いのではないかと思い、Ubuntuとスキャナで電子データ化ができないものかと調べてみました。
 今の時代的にはスマホ自体で自吸ができると良いかもしれませんが、それについては今後ということで。

xsaneを使う

 UbuntuでスキャナのコントロールはXsaneで行います。
 Xsaneは昔からあるツールなので、安定度バッチシです。gimpなどの画像編集ツールから使えたりします。
 このツール、筆者も知らなかったのですが、ファイル名にシリアル番号を付与してスキャンデータを連続保存してくれるモードがあります。
 複数ページに渡る書籍も、この機能があればテンポよくスキャンできてしまいます。
 あ、1ページ1ファイルですが、後続の操作で、1ファイルのPDFにまとめれますので、最後まで読んでもらえると幸せます。

xsaneの起動

 xsaneはコマンドプロンプトからxsaneで起動します。
 インストールが終わっていない方は、apt-get install xsane とタイプしてインストールしてください。
xsane

インストールが必要な場合。
apt-get install xsane
 xsaneが起動すると、現在接続されているスキャナを検出します。
 次の画面ではHP製のC6200 all-in-oneが選択されているのが分かります。
 ここでつないでいるスキャナが表示されなかった方は、スキャナのLinux用ドライバを探してください。
 とりあえず、「OK」ボタンで次へ進みます。

xsaneのモード画面です

 ファイルに連続で採取する場合は、保存を選択します。あとカラーにするかモノクロにするかも指定がありますので、任意のものを選択してください。
 次に行きます。

xsaneのプレビュー画面です

 スキャン範囲もあるので、一度スキャンしてみます。
 プレビューを取得でスキャンしてくれますので、ボタンをクリックしてください。

スキャン範囲を指定します

 画面左上のボタンをクリック(以下赤枠)にて範囲が行えます。
 赤細枠のようにマウス選択にて範囲を指定します。
 この操作で準備ができました。

ひたすらスキャン

 xsaneのモード画面で、「保存」を指定し、スキャナへ対象物をセットして「スキャン」ボタンをクリックします。
 ひたすら対象物セット、「スキャン」ボタンクリックをひたすら繰り返します。

スキャン結果は

 スキャン結果は指定したフォルダに保存されています。
 以下では1ファイルしかありませんが、100ページある場合は、100本のファイルが生成されています。

では1本のPDFにまとめましょう

 まとめ操作は、コマンド一発で終了です。
 スキャン結果ファイルがあるフォルダで、次のコマンドを実行しますと、結果が「まとめ.pdf」に入ります。
convert *.jpg まとめ.pdf
 まとめ.pdfをスマホにコピーすればいつも持って歩けて便利ですね。