はじめに
書籍を勝手に電子データにしてしまう自吸行為はビジネスとしては制限かけられましたね。
これほどタブレットやスマートフォンが溢れてしまうと、気軽に電子データで持ち歩きたいところなんですよねぇ。
自分で買った本を自分で持ち歩くには良いのではないかと思い、Ubuntuとスキャナで電子データ化ができないものかと調べてみました。
今の時代的にはスマホ自体で自吸ができると良いかもしれませんが、それについては今後ということで。
xsaneを使う
UbuntuでスキャナのコントロールはXsaneで行います。
Xsaneは昔からあるツールなので、安定度バッチシです。gimpなどの画像編集ツールから使えたりします。
このツール、筆者も知らなかったのですが、ファイル名にシリアル番号を付与してスキャンデータを連続保存してくれるモードがあります。
複数ページに渡る書籍も、この機能があればテンポよくスキャンできてしまいます。
あ、1ページ1ファイルですが、後続の操作で、1ファイルのPDFにまとめれますので、最後まで読んでもらえると幸せます。
xsaneの起動
xsaneはコマンドプロンプトからxsaneで起動します。
インストールが終わっていない方は、apt-get install xsane とタイプしてインストールしてください。
xsane
インストールが必要な場合。
apt-get install xsane
xsaneが起動すると、現在接続されているスキャナを検出します。
次の画面ではHP製のC6200 all-in-oneが選択されているのが分かります。
ここでつないでいるスキャナが表示されなかった方は、スキャナのLinux用ドライバを探してください。
とりあえず、「OK」ボタンで次へ進みます。
xsaneのモード画面です
ファイルに連続で採取する場合は、保存を選択します。あとカラーにするかモノクロにするかも指定がありますので、任意のものを選択してください。
次に行きます。
xsaneのプレビュー画面です
スキャン範囲もあるので、一度スキャンしてみます。
プレビューを取得でスキャンしてくれますので、ボタンをクリックしてください。
スキャン範囲を指定します
画面左上のボタンをクリック(以下赤枠)にて範囲が行えます。
赤細枠のようにマウス選択にて範囲を指定します。
この操作で準備ができました。
ひたすらスキャン
xsaneのモード画面で、「保存」を指定し、スキャナへ対象物をセットして「スキャン」ボタンをクリックします。
ひたすら対象物セット、「スキャン」ボタンクリックをひたすら繰り返します。
スキャン結果は
スキャン結果は指定したフォルダに保存されています。
以下では1ファイルしかありませんが、100ページある場合は、100本のファイルが生成されています。
では1本のPDFにまとめましょう
まとめ操作は、コマンド一発で終了です。
スキャン結果ファイルがあるフォルダで、次のコマンドを実行しますと、結果が「まとめ.pdf」に入ります。
convert *.jpg まとめ.pdf
まとめ.pdfをスマホにコピーすればいつも持って歩けて便利ですね。