最近ふとしたことで調査したのですが、Windows7,Vista,Server2008,2012にて、ファイル共有を利用したファイルを複数ユーザで更新し合った場合、キャッシュの関係から壊れる可能性があるそうです。
これは、WindowsVista,WindowsServer2008以降で採用されたSMB2.xのキャッシュ処理によるものであり、SMB1.xが採用されているWindowsXP,WindowsServer2003では発生しない不具合のようです。
詳しくは以下のマイクロソフト社のページを確認してみてください。(表題は参照ができないとなっていますが、壊れる可能性について記載されています)
SMB2 通信を利用してファイルが正しく参照できないことがある
対処方法はパッチを適用する方法と、レジストリ変更にてキャッシュを無効化する方法の2種類が記載されています。
それとパッチの問題ですが、WindowsUpdate向けに配布されていないものであることが、少々気になります。(被害に遭っていない場合は推奨しないような記載になっています)
SMB2.xプロトコルは、共有ファイルの置き場所であるサーバ、利用者側であるクライアント のいずれかがSMB1.xプロトコルだと低い方に合うようですので、運良く被害に遭っていない方も多いと思います。
これからシステムの機器更新などで入れ替えられる場合、ファイル共有を前提としたシステムがないか、注意が必要のようです。
一つのファイルを皆で使うシステムってなんだろうと思われるかもしれませんが、 共有設定になったエクセルシートも使われておられる方、多いのではないでしょうか?
エクセルシートはよいとして、Accessなんかは本当に皆で使いますよね。
とにもかくにも、同期レベルの不具合は分かりにくいので、何かのお役に立てると幸いです。
2013/05/21
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